温泉や砂丘、海の幸など天然資源の豊富な鳥取は、歴史や文化を深く味わうことができるエリアでもあります。特別な記念日やとっておきの旅行に、山陰の旬の味覚を味わうことができ、ゆったりと温泉につかれるホテル&旅館をご紹介します。
目次
依山楼岩崎(三朝温泉)
☆回遊式の大庭園露天風呂で湯めぐり
三朝温泉にある「依山楼岩崎」の自慢は、回遊式の大庭園露天風呂「山の湯」です。世界有数のラジウム温泉が12か所の浴槽に配置されていて、その数の多さからどこから入浴しようか迷ってしまうほど。また、地元の食材と日本海の海の幸をふんだんに取り入れたお食事は、つくり立ての状態をすぐに提供できるよう心配りが徹底されています。2016年8月には12室の客室「双葉」がリニューアルオープンし、和洋室の快適さと客室での半露天風呂が堪能できるようになったのも嬉しいですね。三朝温泉夏祭りの際には、花火を眺めることができる客室がありますので、夏祭り期間に合わせて予約を入れてみてはいかがでしょうか。
皆生つるや(皆生温泉)
☆緑豊かな庭園を囲む回廊が特色
皆生温泉にある「皆生つるや」は、大山や境港観光の拠点として便利なところにあります。皆生つるやの大浴場は露天風呂と一続きになっているため開放感にあふれており、海中から湧き出したとされるナトリウム・カルシウム塩化物泉には、疲労回復や健康増進などの効用があります。また、お料理については境港から直送されるマグロやカニ、青魚など新鮮な海の幸や大山山麓の味覚が盛りだくさん。甘みがあり香り高い鳥取和牛を味わうのも楽しみの一つです。館内には庭園を囲むように回廊が設けられていますので、四季折々の彩りを眺めながら落ち着いたひとときが過ごせます。
皆生温泉 華水亭(皆生温泉)
☆自家源泉の「宝生の泉」で贅沢なひととき
皆生温泉の「華水亭」では、温泉として独自に掘り出した自家源泉から「宝生の泉」を供給しています。館内の大浴場からは大山の雄大な姿を見渡すことができ、露天風呂では潮風に吹かれ、波の音を聞きながら心安らぐひとときが過ごせます。夜には庭がライトアップされて幻想的な眺めのなか入浴でき、湯上りには大山の冷たい水が用意されているのも嬉しいですね。お料理には鳥取ならではの松葉ガニや地元産のコシヒカリ、鳥取和牛など新鮮で質の高い素材が用いられています。甘みがあり美しい白イカやジューシーな大山どり、周年栽培されている白ネギなども地元ならではの味わいといえるでしょう。
望湖楼(羽合・東郷)
☆ぜひ入浴したい湖上の露天風呂
「望湖楼」は、東郷湖のほとりにある旅館で、最大の魅力は全国で唯一の湖上露天風呂があることといえるでしょう。館内から伸びる桟橋を渡ると、湖の上に浮かんでいるかのような露天風呂に到着します。湯船に体を沈めると、まるで湖の中にいるかのような不思議な感覚が味わえますよ。湖を一望することができる客室もあり、山々のパノラマを眺めながら開放的な気分に浸れます。お料理では東郷湖特産のシジミをはじめ、松葉ガニや旬のカンパチやブリ、鳥取和牛などを堪能できます。卵や醤油、日本酒も地元の信頼できる商店から仕入れており、新鮮な素材と調味料、お酒が相乗効果でお料理の質を高めているといえます。
三朝館(三朝温泉)
☆千坪の日本庭園風呂が圧巻
三朝温泉にある「三朝館」では敷地内の源泉から温泉を引いており、源泉かけ流しで入浴ができます。千坪もの広さがある日本庭園風呂は、庭の湯・滝の湯の2つのエリアに分かれており、美しい庭園の景観を楽しみながら入浴できるのも嬉しい点です。庭の湯にある「こもれびの湯」では、毎日女性向けにバラの花を湯船に浮かべるサービスも行われています。お食事では、日本海の松葉ガニをはじめ、「もさエビ」や「のどぐろ」など、地元ならではの新鮮な素材が味わえます。鳥取和牛のしゃぶしゃぶやステーキもぜひ味わいたいものです。三朝館前にある「かじか橋」からは、7月末から8月上旬にかけて行われるキュリー祭の花火を眺めることができるので、この時期に合わせて予約をしてみてはいかがでしょうか。
鳥取は三朝温泉や皆生温泉など魅力的な温泉資源に恵まれています。また、東郷湖に浮かぶような露天風呂でもロマンチックな雰囲気が味わえます。地元の味覚もさまざまですので、1泊に絞りきれないときには1泊ずつ2か所に宿泊するのも楽しいものです。