伊香保温泉は、温泉まんじゅうの発祥地ということをご存じでしょうか。中心である石段街には名物の温泉まんじゅうだけでなく、石段を上り下りするときに目移りしそうな食べ歩きグルメが沢山あります。
目次
「勝月堂」からの温泉まんじゅう食べ比べ
売り切れ注意の歴史ある温泉まんじゅう
石段上の伊香保神社の近くに、100年の歴史がある勝月堂があります。温泉まんじゅう発祥の店で、人気があります。お土産に買う方も多いですが、せっかく来たからにはその場で食べることをおすすめします。保存料を使用していないため、できたてを味わうのが1番でしょう。小ぶりで黒砂糖をふんだんに使った皮に、甘さ控えめなこしあんが入った熱々の温泉まんじゅうで、疲れを癒しましょう。そのまま石段を下っていくと、ちょうど真ん中くらいの距離に、田中屋という温泉まんじゅう屋さんがあります。こちらの温泉まんじゅうの皮は薄めで、あんがたくさん入っています。あんは自家製というこだわりのお店です。もちろん、熱々をその場で食べることができます。石段の坂からちょっとそれると、隠れた人気店である大黒屋の温泉まんじゅうもおすすめです。手作り、添加物なしのこだわりで、午前中で売り切れてしまうこともあります。
伊香保名物の「石段玉こんにゃく」
この味覚にハマってしまったら止められない！
群馬の名物といえば、こんにゃくです。伊香保温泉の石段街には、このこんにゃくを使った気軽なグルメを楽しむことができます。石段街の下のほうにあるこのグルメは、石段玉こんにゃくと呼ばれ、観光客にも人気があります。混んでいるときは少し行列していることもあるので見つけやすいでしょう。鍋の中に沢山の玉こんにゃくが入っていて、注文をしてから食べる直前に串に刺してくれます。玉こんにゃくは串に3つささっていて、石段街を散策しながら、またはその場で食べやすいように工夫されています。近くにある石段の湯の休憩所に持ち込んで食べることもできます。味つけのダシもちょうどよく染み込んでいて、飽きのこないシンプルな味なので、1串、2串と食べてしまいそうです。熱々なので、特に寒い日には体を温めてくれる、うれしい手軽なグルメです。
外はカリッ、中はとろ～り「伊香保焼」
誰もが知る〇〇〇〇のような伊香保焼とは
伊香保温泉の石段街には、まだまだ食べておきたいものがあります。石段を上ってちょっと疲れてきたころに、伊香保焼で人気の処々やさんがあります。伊香保焼ってなんだろう？と、初めて聞く方は思うでしょう。伊香保焼は、たこ焼きなのです。しかし、たこ焼きならどこでも食べられるのに、伊香保温泉の石段街の名物のひとつになっているのはなぜでしょう。それは、とにかくタコが大きいこと、たこ焼きを焼くときにじっくりと時間をかけて表面をカリっとさせていることが、人気の秘密といえるでしょう。外はカリッっとしているのに、中はとろ～りとしていて、大粒のタコが顔を出す、これが病みつきになって目当ての観光客で賑わっています。しかし、とても熱いので、食べるときには注意が必要です。人気があるので売り切れてしまうこともよくあります。
河鹿橋近くにある「温泉卵」
温泉の香りを味わう体験はいかが？
石段街を上りきったら、伊香保神社に到着します。伊香保神社までせっかく来たのなら、もう少し周辺を散策して食べ歩きを楽しみましょう。温泉街といえば、外せないのは温泉卵という人も多いのではないでしょうか。絶品の温泉卵が、伊香保神社から少し奥に行ったところにあります。河鹿橋という紅葉で有名な名所の近くのお店では、その場で食べられる温泉卵を1個から買うことができます。伊香保温泉のお湯を使った温泉卵は、ほんのりと塩味と温泉の香りがして、とても味わい深いものです。ゆっくりと橋の景色を眺めながら、温泉卵を食べるのも旅の楽しい思い出になることでしょう。伊香保温泉の中心である石段街の周辺には、伊香保温泉ならではのおすすめ食べ歩きグルメが沢山あり、自分のお気に入りのお店を見つけるのも、旅の楽しみになるのではないでしょうか。
