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足湯でほっと一息。伊香保温泉石段街の休憩スポットを紹介します。

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伊香保温泉にある石段街は、歴史あるレトロな街並みが人気で、訪れる観光客が後を絶ちません。上へ上へと続く階段の道中は見どころ満載ですが、途中にある足湯もぜひ堪能してください。足湯で休みながら進むとゆっくり観光を満喫できますし、体もホカホカ温まりスッキリしますよ。そこで今回は、伊香保温泉の石段街にある休憩スポットについてご紹介します。

石段街の始まりにある「新石段街広場の足湯」

「いってきます」も「ただいま」も。同じ足湯で2度楽しめる

まずひとつ目は、石段街の最下段中央にある足湯「新石段街広場の足湯」です。2010年に石段街が延長された際にできました。伊香保温泉には、古くからある茶褐色の「黄金の湯」と、天然の保湿成分を含む「白金の湯」の2種類がありますが、石段中央は黄金の湯が流れる湯滝になっており、それがここの足湯へと注がれています。1度足を入れるとホカホカと長い時間体が温まるのが特徴です。湯滝には「この湯滝は、温泉かけ流しのため滑りますのでお気を付けください」と、渋川市の案内板があります。源泉かけ流しで温泉成分が沈殿して滑りやすくなっているので、転んでしまわないよう縁に座ってゆっくり浸かるのがおすすめです。石段に挑戦する前に入るのはもちろん、帰路でも浸かると思い出に浸りながら疲れた足を癒せるので、同じ湯で2度楽しめます。
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石段街の中央付近、通り沿いにある「岸権 辰の湯」

ゆったり足を浸かって、最上段までもうひと踏ん張り

2つ目は、石段200段を超えたあたりの石段中腹、450年もの長い歴史を持つ老舗「岸権旅館」の入り口脇にある「岸権辰の湯」です。石段から見つけやすい場所にあるので、いつも多くの観光客でにぎわっています。オープンは2010年8月1日で、映画「テルマエロマエ」のロケ地としても使われたそうです。泉質は黄金の湯の源泉かけ流しのため、鉄分の独特な香りがします。じんわりと体が温まるお湯なので、長く浸かって疲れをしっかり癒したいですね。誰でも無料で足湯を満喫することができますが、岸権旅館宿泊客にはタオルの貸し出しサービスがあります。宿泊者以外の利用客にはタオルはありませんが、足湯すぐ近くのお土産屋さんでタオルが100円で販売しているので、手ぶらで来ても安心です。利用可能時間は午前8時~午後7時まで。岸権旅館の休館日は足湯もお休みです。
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老舗旅館前にある「金太夫の足湯」

ゆっくり体の疲れを癒せる路地奥に隠れた穴場

3つ目の休憩スポットは、石段街の上部にある老舗「ホテル金太夫」の入り口すぐ前の、無料の足湯「金太夫の足湯」です。石段街からはやや奥まったところにあるので、岸権辰の湯ほど混んでおらず、ちょっとした穴場スポットになっています。この足湯も、ホテル利用者以外でも気軽に利用できます。金大夫の湯も、6世紀ごろに発掘されたとされる黄金の湯が使われていますが、ほかの茶褐色のお湯とは異なり、黄金色ではなく透明になっているのが特徴です。泉質は源泉が41.6度で浴槽が42度。温泉の効能は神経痛や筋肉痛、関節痛、関節のこわばり、疲労回復などです。足湯のすぐ横にはホテルの好意で、足拭き用のタオルが準備されているのも嬉しいですね。足湯の営業時間は午前6時~午後10時までで無休です。
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石段の数は365段!休憩を挟みながら観光を楽しもう!

日本初の温泉都市計画、訪れた多くの文豪…長い歴史を感じることができる石段

伊香保温泉は、戦で傷ついた多数の武士を湯治場として戦国時代の大名・武田勝頼の命で作られたのが始まりといわれており、その歴史はなんと400年以上に上ります。石段街の両側には旅館やお土産屋、食事処、そして射的などの遊技場などがずらりと軒を連ねていて「日本国内温泉都市計画の第1号」といわれています。石段街はこれまで352段でしたが「温泉街が365日にぎわいますように」との願いが込められて、2010年4月22日に石段が下段に延長され、365段となりました。夏目漱石や与謝野晶子など多くの文人も訪れており、石段には与謝野晶子の詩の文字が刻まれています。365段上ることを考えるだけでも疲れてしまいそうですが、昔懐かしいレトロな街並みや石階段に掘られた詩、そして足湯をゆっくり堪能して、存分に伊香保温泉を満喫してくださいね。
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