兵庫県豊岡市にある城崎温泉の歴史は古く、平安時代からあるといわれています。1300年以上の長きにわたって人々に愛されるこの温泉は、江戸時代には「海内第一泉(=日本一の温泉)」と呼ばれ、温泉街には今でもその碑が残されています。全部で7つある外湯を巡るのが主体の温泉で、街にはそれぞれの外湯に繋がる大谿川が流れ、川べりの風景が情緒を醸し出しています。海に囲まれているため夏には海水浴が楽しむことができ、また海の幸をふんだんに使った料理も人気です。
目次
グルメランチに贅沢な日本海の幸がいっぱいの海鮮丼
魚介の旨味を存分に味わうなら
日本海にほど近い城崎温泉で食べるランチは、豊かな漁場で獲れる新鮮な海の幸を使った料理がおすすめです。温泉街には、美味しいと評判の海鮮丼の店が軒を連ねています。城崎温泉駅から歩いて3分のところにある老舗の鮮魚店「おけしょう鮮魚の海中苑」では、まさに「海の宝石箱」ともいえるような海鮮丼を味わうことができます。季節や日によって内容は変わりますが、社長自ら市場で競り落とした11種類の魚介類をふんだんに使った彩り鮮やかな海鮮丼で、贅沢気分を味わうにはぴったりの1品です。このお店は、1階が乾物や鮮魚、水産加工物が販売されており、2階がお食事処となっています。1階で購入した鮮魚を2階で調理してもらうこともできるので、自分好みのランチを味わうことも可能です。城崎には海鮮丼を楽しめるお店はほかにもたくさんありますので、旅の予算やスケジュールに合わせ、「ここぞ!」というお店を探してみてください。
但馬牛ビーフシチューをあじわう城崎温泉のグルメランチ
ブランド牛の美味しさを口いっぱいに
高い品質を誇る国産黒毛和牛の「但馬牛」も、城崎グルメを語るには忘れてはいけません。その肉質の良さは折り紙つきで、松坂牛や近江牛の素牛になるほどです。そんな但馬牛を味わいたいなら「いろりダイニング三國」のビーフシチューはいかがでしょうか。城崎温泉街で唯一の但馬牛専門のレストランで、但馬牛のなかでも更に月に2~3頭しか出荷されない厳選された但馬牛を半頭買いし、地元産の野菜やお米と一緒に提供しています。肉がほろほろと崩れるまで赤ワインでじっくり煮込んだビーフシチューなら、但馬牛の魅力を口いっぱいに味わうことができるでしょう。ランチではほかにも、ステーキ御膳やカツレツなど、但馬牛の希少部位まで余すところなく贅沢に使ったメニューが揃っています。ブランド牛の美味しさを、ぜひご自身の舌で味わってみてください。なお、土日のランチタイム予約は受けていないので、時間に余裕をみて行った方がいいかもしれません。
カニ飯いくら丼もはずせないランチの選択肢
カニ三昧で贅沢ランチ
城崎といったらカニ料理もはずせません。地元のブランドガニ「津居山カニ」をはじめ、但馬の各漁港で水揚げされるギュッと身が詰まった新鮮なカニをふんだんに使った丼ランチは絶品です。特に、JR城崎温泉街前駅の大通りにある「いなば鮮魚店」の看板メニューの「カニ飯いくら丼」なら、旅にぴったりな贅沢気分を味わえます。茹で上げたホクホクのカニやカニのほぐし身、そしてつややかなイクラを惜しげもなく使った特選メニューで、城崎ならではの海の幸を堪能できるでしょう。いなば鮮魚店は地元の魚介類や水産加工物を扱うお店で、隣に「お食事処いなば」を併設しています。カニ飯いくら丼以外にも天ぷらや焼き物、椀物など、さまざまなメニューでカニを楽しむことができます。いなば鮮魚店だけでなく、毎年11月頃にカニ漁が解禁されると街のあちこちでカニ料理が提供され始めます。秋冬に城崎に行くなら、是非とも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
自然豊かな城崎温泉では、魅力溢れるさまざまなランチを味わうことができます。温泉でゆっくり身体を温めたら、贅沢グルメでお腹も温めてみてはいかがでしょうか。グルメも宿泊施設も駅周辺に集まっていますので、のんびり旅を楽しむことができますね。