兵庫県豊岡市に位置する城崎温泉は、開湯1300年という平安時代から続く歴史ある名湯です。城崎温泉は日本海にほど近いため、日本海の豊富な海の幸を堪能できることでも有名で、なかでも冬に旬を迎え旨味たっぷりのカニを求めて、関西を中心に全国から観光客が訪れます。日本海直送の新鮮なカニを楽しみたいなら、城崎温泉がおすすめです。グルメならぜひ堪能したい、城崎温泉の名物カニ料理をご紹介します。
目次
新鮮なカニの身がたっぷり入る【カニちらし寿司】
これでもか！一面のカニちらしに心躍る
冬の味覚の王様・カニが城崎や丹後、越前で解禁を迎える11月は、日本海の冷たい波にもまれ、身に旨味を凝縮させたカニをいよいよ味わえる季節です。城崎温泉では山海の恵みを堪能できますが、なかでもカニは冬の名物として有名です。ぜひ旬のカニを存分に堪能しましょう。カニは鍋、焼きなど火を入れて食べるのも美味しいのですが、せっかく日本海の新鮮なカニにありつけるチャンス、地の利を生かしましょう。やはり、鮮度が物をいう魚介は、新鮮ならば生で食べるのが格別です。実は、城崎温泉では兵庫県北部の津居山港で水揚げされる「津居山かに」という地のズワイガニが有名です。漁港から水揚げされた新鮮なズワイガニをふんだんに使ったカニちらし寿司、その一面にカニを散らしたボリューム感にまず驚き、カニの身の新鮮さに2度驚きます。鮮度の違いがかんだ瞬間にわかるほどのプリプリした新鮮な身、心ゆくまでカニを堪能したいときにおすすめする1品です。
肉厚なカニ身が特徴の【カニにぎり】
シャリを覆いつくす肉厚なカニにぎりに感動！
寿司好きなグルメの方には、カニにぎりはいかがでしょう。寿司ネタはそれこそ鮮度が重要といわれるなかで、近くに日本海そして漁港から新鮮な魚介がひっきりなしに届けられる利便のいい城崎温泉で、カニのにぎりを食べないという手はありません。カニ漁解禁を迎えた時期の城崎温泉のカニにぎりには、冬を乗り越えるために身を太らせた紅ズワイガニを使います。肉厚で白く、透き通るほどの美しい身と、プリッとした歯ごたえも美味しいズワイガニ、シャリを覆うネタの大きさにも感動です。ひとつひとつ職人が丁寧に仕事したネタを、ゆっくり味をかみ締めながら、ネタの旨味と、それを生かすシャリのバランスを味わうのが寿司というもの。城崎温泉の新鮮なカニの、旬の旨味を味わいたいならば、カニにぎりが1番です。また、カニ味噌をふんだんに乗せた軍艦もおすすめです。濃厚なカニ味噌を軍艦で味わうことができるのも、新鮮なカニを供給できる城崎温泉ならではですね。グルメもうなる美味しさです。
カニといくらのハーモニー【カニ飯いくら丼】
豪快に乗ったカニといくらの最強な組み合わせ
カニだけじゃなくてイクラも食べたい！というワガママな方にも、しっかり応えるのが城崎温泉の心意気です。なんと、カニとイクラの美味しい組み合わせのカニ飯いくら丼というボリューム感たっぷりの1品があるのです。海鮮の丼というと、やはり漁港近くの食堂などに行かないと新鮮で美味しい獲れたての海鮮が味わえないと思いがちです。また、実際食べてみると新鮮さが感じられない、といった残念なことになってしまったことはないでしょうか。しかし、ここ城崎温泉では旬のカニを新鮮なまま楽しむことができるので、素材の良さは文句なしです。城崎温泉のカニ飯いくら丼は、茹でカニやほぐし身、イクラをのせて見た目にも華やか、豪勢で、食べ応えのある丼です。城崎温泉のカニは、そのまま生で食べるのと同じくらい、茹でてもまた違った味わいと歯ごたえを楽しむことができます。茹でたての美味しいカニを、プチッと食感の良いイクラとともに食せるのがうれしいですね。
平安時代から続く歴史ある城崎温泉では、温泉だけでなく食も楽しめると人気の高い温泉地です。日本海から水揚げされた新鮮な旨味たっぷりのカニに舌鼓を打つ、グルメ温泉旅などはいかがでしょう。一味違う旅が楽しめますよ。